産後うつ(傾向)の状態にある母親の夜間支援

大木町 こども未来課

課題の背景

・「こどもまんなか社会」に向けて国がこども施策に重点を置いており、その中でも産後ケアの在り方に焦点が当たっている。方法はさまざまだが、ほとんどの自治体で宿泊型のケアを実施している中、当町ではデイサービス型を起用している。町内に産婦人科がないという理由でデイサービスのみを実施していたが、日中のケアを行えば行うほど効果が見えてきているというのが現状である。しかし、そうはいっても24時間体制での支援は難しく、現時点では、公用携帯で夜間に思いを送ってきてくれた母親へ翌日の朝、すぐに対応するという流れを取っている。うつ傾向の人が不安になる夜間帯や休日には支援の手が届かないという課題がある。
・また、R6.2月に0~15歳までの子どもを持つ養育者へのアンケートをとったところ、約70%の保護者に精神的な落ち込みや不安があるという結果も出てきた。どこでどのような支援を重点的に行えばよいかの検証とともに、やはり子育ての最初の部分でもある産後のケアに重点を置きたいと考えている。

大木町 こども未来課

課題解決によって達成したいこと

産後の不安な時に、母親がいつでも相談できるような体制があれば、宿泊型に固執しなくても、従来の大木町の効果が見いだせている。
デイサービス型のケアと併せることで、重症化を防ぎ、ひいては虐待予防に期待したい。

課題解決に当たってのハードル

宿泊型を実施していないため、不安になりやすい夜間帯の支援が滞る。

課題解決に向けて提供できる自治体リソース

・利用者支援事業費補助金(こども家庭センター型)
・実証実験フィールドの提供

想定される連携先(企業)のイメージ

夜間や休日に精神面での相談ができるような企業。また、自治体との連携を含めて支援できるような企業。

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