有害鳥獣駆除に係る交付金申請手続の
IT化と生態データの活用について

直方市 商工観光課

課題の背景

・直方市の農業は、遠賀川流域に広がる平坦地では土地利用型農業が展開され、山間部では昼夜の気温差を生かした果樹栽培が盛んにおこなわれている。

・市の東西には、福智山山系と六ヶ岳山系が広がり、イノシシなどが出没し、農産物への被害が発生している。

・有害鳥獣の駆除については、地元の猟友会などの協力を得ているが、交付金申請手続に際し、不正防止のためにしっぽ等の有害鳥獣の体の一部を切り取って市役所に提出する必要があり、衛生的ではなく、負担が大きい。

・有害鳥獣の駆除については、その都度、対処するため、出没場所に関して地図上の一元的管理ができていないため、有効なデータ活用ができていない。

直方市 商工観光課

課題解決によって達成したいこと

有害鳥獣を駆除した後に必要な交付金等の申請手続きのIT化による円滑化と衛生上の問題の解決を図りたい。
また、有害鳥獣を駆除した場所や出没した場所をマップ上に登録することで、出没頻度の解析や予測などのデータ活用を図りたい。

課題解決に当たってのハードル

・補助金交付手続きの際に提出する証拠資料を、どのような形式で電子データ化するか。
・電子データを用いる場合に、有害鳥獣駆除に係る交付金申請手続きの際のフローをどのように組み立てるか。
・電子データを用いる場合、そのデータが信頼できるものか(データの真偽)を、どのようにして見極めるか。

どのような施策・計画に基づく課題か

第6次直方市総合計画
第2期直方市まち・ひと・しごと創生創業戦略

課題解決に向けて提供できる自治体リソース

・課題解決のための基礎的な実証事業費用
・実証事業のためのフィールドの提供

課題解決に向けて想定する活用制度・予算

・内閣府地方創生推進交付金

その他協業に向けての留意事項など

・事業を実施する時期は令和5年度を想定しており、議会による予算案の可決が条件となる。
・研究開発事業の委託業者の選定については、市が実施する公募型プロポーザルに応募し、選定を受ける必要がある。
・公募型プロポーザルの参加条件として、市内に事業所があること、または市内事業者等とのコンソーシアムを構成することが必須となる。

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