地域公共交通の利用者の利便性の向上・バスルートの最適化

築上町 まちづくり振興課

課題の背景

・本町のコミュニティバスは、ステーションワゴン(10人乗り)3台で4路線を運行中。コミュニティバスを廃止した一部地域で乗合タクシーも運行中。
・利用者の8割以上が65歳以上の高齢者。
・コミュニティバス年間利用者は延べ約13,000人、乗合タクシー年間利用者は延べ約500人。
・平成31年3月に「築上町地域公共交通網形成計画」を策定し、計画に沿って「デマンド交通の導入」「コミュニティバスのダイヤの見直し」などを順次実施しているが、乗り継ぎの悪さ、待ち時間の長さ、便数の少なさ等から、コミュニティバス及び乗合タクシーの利用者数は、平成31年以降、減少傾向にある(H30年度:17,697人 → R5年度:13,512人)。

*人数はいずれも延べ人数

築上町 まちづくり振興課

課題解決によって達成したいこと

・収集した乗降データ及び人流データの分析に基づいたコミュニティバスのルート最適化又はオンデマンド交通導入による運行の効率化
・コミュニティバスの乗降データの収集

課題解決に当たってのハードル

・乗降データの収集は、乗降口が分かれている2ドアタイプのバスに対応したカメラによるデータ収集が主流で、本町で運行している1ドアタイプのコミバス車両に対応できる業者が少ない。
・町が細長い地形のため、バス運行範囲の端(山間部)から端(市街地)まで車で30分以上かかるため、コミバス1路線の距離が長くなりがち。
・バス・タクシー運行事業者がデジタル化に対応できていない(手書きの日報、バスロケーションシステムの導入の協力が難しいなど)。

課題解決に向けて提供できる自治体リソース

実証実験フィールドの提供

想定される連携先(企業)のイメージ

・乗降口が分かれていないワンドアタイプのバス車両に対応した乗降カウントシステムが提供できる企業
・AIを活用した収集データの分析や最適なルート提案が可能な企業

その他協業に向けての留意事項など

複数の企業と連携して実施することを想定。

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