空き家の利活用方法
まちづくり課
課題の背景
・本町では急速に進む少子高齢化、人口流出の問題から空き家の増加が近年深刻化している。
・町内空き家の特徴で、農村部となる採銅所地区は、農業が盛んであるため農地付き空き家が多く、過去炭鉱で栄えた中津原地区は、炭鉱住宅の名残により住宅や戸建ての空き家が多い傾向にある。
・移住相談件数は、令和3年度に9件であったが、令和4年度に43件まで増加した。また、相談も都市部から田舎暮らしに憧れる内容が多い。
・令和3年度に空き家実態調査を実施し、Aランク(損傷なし)、Bランク(軽度な損傷、小規模修繕が必要)の合計が283件(全体の83.7%)である。
・現在、本町空き家バンクへの物件(空き家に限る)登録数は10戸に留まっている一方、利用希望者の登録数は約140名と供給が追いついていない状況である。
まちづくり課
課題解決によって達成したいこと
町民へ持ち家が空き家と化す危険性などの啓発を行い、現存する空き家を掘り起こし、空き家バンク活用(登録)の促進を図る、また、移住者等を呼び込み町の活性化を図りたい。
課題解決に当たってのハードル
空き家所有者に行政サービス(空き家バンク)を認知してもらうこと、また登録・活用してもらうこと。
課題解決に向けて提供できる自治体リソース
・空き地バンク
・空き家リフォーム等補助金交付事業
・香春町定住奨励金交付事業
・香春町木造戸建て住宅改修補助金事業
・創業等支援事業
想定される連携先(企業)のイメージ
町民へ空き家に対する啓発イベントを提供するような企業
その他協業に向けての留意事項など
本町では、空き家の借り手を発信する「さかさま不動産」という事業と「空き地バンク」に取り組んでおり、この事業との相性を意識して取り組むことを想定。